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2016年04月07日 20時05分 木曜日
連続茶番ドラマ 第二話『禁じられたりんご』
~前回までのあらすじ~
一人ぼっちの大工屋とるこは、友人との再会を夢見て海底開発に勤しんでいた。
そんなある日、変わり果てた姿の友人が目の前に現れる!
逃げまどいつつも、とるこの頭には昔祖父から聞いた昔話が浮かんでいた。
~~~~~~~~~~~~~~~
…そうだ、昔、私の祖父がこんな話をしていた。
←まさかの祖父役
『とるこ、りんごにはな、特別な力が秘められておるのじゃ。
禁断の木の実、知恵の木の実…そんな言い方もされておるがの。
新たな世界の創造には、りんごが不可欠なのじゃ。
そして、我が一族に代々伝わる金のりんごは…―――』
―――そうだ、私はその作り方を知っている!

まずは、彼を落ち着かせなければ!
こうして、彼から距離を取りつつ、土で壁を作り…

どうにか彼を閉じ込めることに成功した。
私も何か所か傷を負ってしまったが、彼の比ではなかった。
彼は、私を殴るたびに悲痛な声を上げていた。
あのぼろぼろの皮膚がはがれてしまったのかもしれない。
指先や手が、崩れ落ちてしまったのかもしれない。
外だけじゃなく、体の内側から、あちこちが悲鳴を上げているのかもしれない。

閉じ込められた彼は、自力でドアも開けられないほど消耗していた。
…もしかしたら、指先の感覚が…指そのものがないのかもしれない。
ただただ、本能の赴くままに行動しているが、それは自殺行為だ。
彼が体当たりをするたびに、体の一部が剥がれ落ちているのだから!
時は、一刻を争う状況だった。
今すぐ、儀式を始めなければ…―――
<第二話 終>
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一人ぼっちの大工屋とるこは、友人との再会を夢見て海底開発に勤しんでいた。
そんなある日、変わり果てた姿の友人が目の前に現れる!
逃げまどいつつも、とるこの頭には昔祖父から聞いた昔話が浮かんでいた。
~~~~~~~~~~~~~~~
…そうだ、昔、私の祖父がこんな話をしていた。

『とるこ、りんごにはな、特別な力が秘められておるのじゃ。
禁断の木の実、知恵の木の実…そんな言い方もされておるがの。
新たな世界の創造には、りんごが不可欠なのじゃ。
そして、我が一族に代々伝わる金のりんごは…―――』
―――そうだ、私はその作り方を知っている!

まずは、彼を落ち着かせなければ!
こうして、彼から距離を取りつつ、土で壁を作り…

どうにか彼を閉じ込めることに成功した。
私も何か所か傷を負ってしまったが、彼の比ではなかった。
彼は、私を殴るたびに悲痛な声を上げていた。
あのぼろぼろの皮膚がはがれてしまったのかもしれない。
指先や手が、崩れ落ちてしまったのかもしれない。
外だけじゃなく、体の内側から、あちこちが悲鳴を上げているのかもしれない。

閉じ込められた彼は、自力でドアも開けられないほど消耗していた。
…もしかしたら、指先の感覚が…指そのものがないのかもしれない。
ただただ、本能の赴くままに行動しているが、それは自殺行為だ。
彼が体当たりをするたびに、体の一部が剥がれ落ちているのだから!
時は、一刻を争う状況だった。
今すぐ、儀式を始めなければ…―――
<第二話 終>
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コメント
ちょっと見ない間にとるこ劇場が…!(゚∀゚ )
URL | 桜ちぇり~★ #-
2016/04/08 06:16 [edit]
2016/04/08 06:16 [edit]
桜ちぇり~★さま
なんだかひらめいてしまい、長々と綴ってしまいました(笑)。
URL | とるこ #-
2016/04/10 20:04 [edit]
2016/04/10 20:04 [edit]
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